CLINICAL TRAINEE

初期臨床研修医について



初期臨床研修医 4つのポイント!

 


1.症例数が多い

2.チーム医療

3.ON/OFFがはっきり

4.救急充実



研修プログラム

チーム医療を推進し、地域の皆様から信頼され必要とされる病院を目指す」と言う当病院の理念を遂行するため、地域に根ざした医療を実践出来る医師を育成することが当プログラムの特色であり目標です。研修協力施設の自治医科大学病院では経験できない、一般臨床研修病院の特長を活かした初期臨床研修プログラムを提供します。本院の特徴を以下に列挙して示します。

 

  • 1)地域中核病院という位置づけのため、救急入院の数も多く、日常的にコモンな疾患に遭遇する機会が非常に多いことから、地域で必要とされる総合的視点から患者・疾病に対応出来る臨床能力を育てます。
  • 2)医学的/社会的プロブレムを抱えている患者に対応することも多く、症例検討会などを通じて地域のクリニックとの連携も密に行い、実際に即した地域医療の研修を行います。
  • 3)院内外の各種カンファランスなどを通して、医師以外の医療従事者とのチーム医療を充実させ、医介・多職種連携などこれからの医師に必要なスキルを学びます。
  • 4)各種診療科の専門医制度の研修施設にもなっており、各科での専門研修との継続性も担保されます。

 

臨床研修の目標

  1. 幅広い教養と豊かな人間性を形成すること
  2. 医学全般にわたる広い範囲を見据えられること
  3. 患者の立場に立って考えることが出来ること
  4. 根拠に基づく安全な医療を提供できること
  5. 地域の医療機関との連携を深め、地域医療に貢献できること

 

 

4月

5月

6月

7月

8月

9月

1年次

内科
(24週)

 

10月

11月

12月

1月

2月

3月

1年次

救急科
(12週)

麻酔科
(4週)

外科
(12週)

 

4月

5月

6月

7月

8月

9月

2年次

外科
(12週)

小児科
(8週)

産婦人科
(5週)

精神科
(5週)

地域医療
(7週)

 

10月

11月

12月

1月

2月

3月

2年次

地域医療
(7週)

選択科
(26週)




研修責任者メッセージ

当院は一般急性期が261床、地域包括ケア病棟が39床 の計300床の総合病院です。栃木県小山市に位置していますが、県南に位置するため茨城県にも近く、沢山の患者さんが近隣市町より集まっております。最寄りの小山駅は東北新幹線で東京から40分程と、交通アクセスにも恵まれています。以前は市立病院でしたが、2013年に独立行政法人化して『小山市民病院』から『新小山市民病院』へと改名し、2016年1月には現在の地へ新築移転しました。診療科は計26科で、最大の特徴は脳卒中に特化した脳卒中センターを脳神経内科と脳神経外科との共同で運営し、県下で初めてSCU3床を導入したことです。その他、特に救急関連では循環器や外科、整形外科なども非常に多数の患者に対応しております。

島田院長の口癖でもある『Only One Hospital』の実現のため、多職種連携を推し進め、地域医療機関等との連携や症例検討会等も積極的に開催し、地域に対して開かれた病院を目指しています。隣の下野市にある自治医科大学との関係は深く、専攻医の先生をはじめ、医局からの派遣の先生方も多数私たちの仲間として加わっておられます。

当院は長らくの間、初期臨床研修を行っていませんでしたが、2022年4月から開始することが出来、第1期の初期研修医2名を迎え、今年3月には無事初期研修を修了して送り出すことが出来ました。2025年度には第4期の初期研修医が入職予定となっております。精神科・産婦人科(外来のみ)は無いため、この2科は自治医科大学附属病院で研修を行うようになっております。当院において初期研修は始まったばかりであり、研修医の意見を汲み上げたりし、可能な部分は常に研修内容などの見直しと修正を行うようにしております。

医学生の皆さん、もし当院に興味を持たれたら、是非見学にいらして下さい。その上で『ここで研修してみよう』と思われれば、是非私たちの仲間に加わって戴ければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。




脳神経内科部長 / 副院長 川上忠孝